EGの簡単な紹介
すっかりご無沙汰でした。
今後は肩肘張らずに自分のレベルに合ったスタンスで書いて行こうと思います。
SAS Enterprise Guide
前回、私の職場ではFoundation(いわゆるBase SAS)ではなく、
Platform for Business Analytics の方を使っていると書きました。
なので、Baseの方しかご存じない方もいると思うので簡単にBAの製品の紹介を。。。
表題のEnterprise Guide は、一般的にEGと呼ばれる製品です。
Windowsのアプリケーションで、
SASフォルダ上やサーバー上にある、データセットやらDBのテーブルなどをGUIを使ってクエリを組んだり、
用意されているタスクを使ってエンドユーザーでも簡単にデータ加工ができる製品です。
SPSSも使ったことがあるのですが、あれのModeler とほぼ同じです。
SAS社のページから画面ショットを拝借しましたが、こんな感じの画面です。
EGを開くと、プロジェクトという単位のファイル(*.egp)がつくられます。ジョブと同じ感じのものです。
このプロジェクト上にプロセスフローというページみたいなものがあって、
1つのプロジェクト上にいくつものプロセスフローが作れます。
Excelに例えると、Bookがプロジェクト、Sheetがプロセスフローですね。
ここに、クエリビルダという、GUIでPROC SQLが組める機能を使ってデータ加工していく訳です。
あ、そうそう、SASというとほぼDATAステップが基本ですが、
EGは基本的にPROC SQLを使ってデータ抽出や並び替えをする仕様になっています。
なので、EGからSASに入るとなかなかBase SASが身につかない、という苦労話もよくあります。。。
ただ、Baseが書けないかというとそうではありません。
プログラムもちゃんと書けて、
なおかついくつかのプログラムを1括りのノードとして、それを線で繋いで、条件によってはこっちのプログラムに行くように、とか
プロンプトを出してユーザーに入力させる、なんてこともできます。
とっても便利なツールなので、ほとんどのSASのユーザーさんはこれ使ってるんじゃないですかね。
Enterprise Minerという、データマイニングのための似たような製品がありますが、
あいにくそちらは使ったことないです。
だいぶ乱文になりましたが、取り急ぎご紹介まで。
やる気があればいずれ追記します。